一度は立ち寄ってみたい

ハウステンボスに「柿右衛門ギャラリー」

長崎県のやきものといっても、そうすぐには思い浮かぶことの無い陶業地ではあるが、歴史と内容で有名産地に引けを取らない “三河内焼”、唐子の絵付や精巧な白磁は誰をも魅了するものであろう。

また、この長崎で代表的な観光名所の一つに挙げられるのが “ハウステンボス”。 長崎空港から高速船で50分。 ホテルヨーロッパを始め数々のホテルがリゾートならではの最上級のくつろぎを満喫させてくれる、三河内見学の宿泊地としても打って付け。 日常から少し離れた解放感と贅沢な時空間は他では味わえない、スケールの大きなドラマチックリゾートである。

そしてあまり知られていないのが、ここに酒井田柿右衛門の歴史があることである。 柿右衛門ギャラリーと聞くと場所柄、土産物程度の作品を展示しているのではと思ってしまうが、ドアを開けてびっくり、目を疑うばかりの名品がずらり。
色絵葡萄栗鼠文水注(1660〜90年代)、色絵菊文金具付深鉢(17世紀後期)、色絵花鳥文壷(17世紀後期)シャンデリア付、色絵山水文金具付水注(17世紀後期)、染付唐草鳳凰文 扇形蓋物(江戸前期)、など等。 有田でさえこれだけの秀品には出会えなかった。
また2階へのアプローチには成形や絵付の解説が、2階には十四代の展示販売コーナーも有り、おみやげを選ぶこともできる。 リゾート型テーマパークと思っていただけに、これほどの美術鑑賞ができた事に感動を覚えた。

― 柿右衛門といえば、
 濁手(にごしで) ―


佐賀地方の方言で「米の研ぎ汁」の事を濁しと言い、柿右衛門の素地の白さは米の研ぎ汁のような温か味のある白さであることから「濁手」と呼ぶ。 作品の特徴は、白い磁肌を多く残しながら赤絵を描く手法。
1650年頃よりオランダ東インド会社により広くヨーロッパに紹介される。1971年には濁手の製陶技術が国の重要無形文化財の指定を受ける。
途中、途絶えた時期もあったが十二代によって復元され、現十四代となる。 (R)
 
 
 
 

偉大 濱田庄司に学ぶ 「益子参考館」

益子まで足を運べば、是非立ち寄りたいのが、益子参考館。 1974年に設立されたもので、益子を代表する陶芸家・濱田庄司が自らが参考にと、日本のみならず、世界各地から収集した陶器などを展示しているもの。

濱田庄司は、近現代の日本を代表する陶芸家の一人である。 1894年に東京で生まれ、東京府立一中時代に陶芸家の道を志す。 その後、終生の友となる、河井寛次郎と京都で知り合い、大正半ばにバーナード・リーチとともに渡英、イギリスで陶芸家としての活動をスタートさせる。
帰国後、1924年に益子に移住、1930年に、母屋を陶芸メッセ・益子に寄贈、移築する。 その後1942年までの間、多くの古民家を邸内に移築し、自身の生活や作陶の場とした。

参考館は、生前の茅葺き住居や仕事場をそのまま公開しているもので、氏のこだわりと栄華を感じずにはいられない迫力がある。

また、1943年に築窯された登窯は、1993年11月5日に益子町の文化財に指定されているが、窯小屋の茅葺き屋根にも歴史を感じずにはいられない趣がある。

益子参考館は広大な敷地に、長屋門である1号館、2号・3号館(真岡市 岡部家より移築)、4号館(益子町七井、高野家より1942年移築)、1989年開設の濱田庄司館、二基の登窯などが立ち並ぶスケールの大きいものである。 (R)


開館時間:
午前9時30分〜午後5時

休館日:月曜日、
     他年末年始等、
     臨時休館あり

入館料: 一般800円

詳細は、
全国旅手帖 参照
 
  
  
 
 
 
 
 
 
 
  
 
自然の中のやきもの鑑賞
「大山崎山荘美術館」

京都からJR京都線で「山崎駅」へと足を運ぶと天王山の南麓に関西の実業家、加賀正太郎(1888〜1954)によって建てられ、後にアサヒビール(株)の手で修理、修復、美術館となった「大山崎山荘美術館」(1996年春開館)がある。

緑深い木々と、自慢の洋蘭栽培を行ったといわれている庭園が一体となった広大な敷地の中に佇むように、ひっそりとした建物の一部が見えてくる。

山荘には、アサヒビール初代社長の山本爲三郎(1893〜1966)が収集した、陶器を中心としたコレクションが展示されている。 主な作品は、昭和初期柳宗悦が提唱した民芸運動に参画した、河井寛次郎、濱田庄司、バーナードリーチのもので、古伊万里や李朝などもみられる。
陶芸作品の中には、河井寛次郎の練込など、めずらしいものも有り、やきものの造詣を深めたい人には一見の価値がある。

しかし、それ以上に興味深いのが、建物、内装、照明器具などで、2004年に文化財的価値が見直され、国の有形文化財として登録されただけのことはある。

また、すぐ隣には、サントリーの大山崎工場も有り、一般見学が楽しめる。 酒好きならたまらないが、そうでない人も、グッズ等の販売も行っているので一度立ち寄って見てはいかがでしょう、女子従業員の心地よい応対は、さすが一流企業と感じさせるもので、久し振りに気分よく京都を後にした。(R)

アサヒビール大山崎山荘美術館
京都府乙訓大山崎町
銭原5-3
電話(075)957-3123
月曜休館、10時〜17時

www. asahibeer-oyamazaki.com
 
 
 
 


 
 
 


 



 

 

京都ぶらり散歩 「河井寛次郎記念館」

陶芸作品の他にも、本人デザインの家具等も展示されていて、そのデザイン力に圧倒されます。 京都には見所として神社や仏閣など多く、つい見逃されがちの美術館や記念館ですが、五条坂・清水寺にほど近い河井寛次郎記念館、一度は立ち寄ってみたい場所です。 (R) 

  
   

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