陶芸用語 索引−「の,ノ」

禾目天目
ノギノメテンモク
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天目釉が焼成中に赤変し、それが流れ落ちる時に素地の黒と細い縦縞文様を作ったもの。この細い筋を日本では稲の穂先の禾に見立て、禾目天目と称している。
のぞき
ノゾキ
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覗。深めの向付。
覗き穴
ノゾキアナ
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窯内の焼成温度や焼成程度を観察するため窯の側壁に設けられた穴。色見穴。
のた
ノタ
沼田(ぬた)の変化した語。泥、泥土、ぬるぬるしたものなどをいう。
後雲鶴
ノチウンカク
朝鮮の雲鶴手の後期で13世紀後半から14世紀初めのもの。
後大瓶手
ノチオオカメデ
瀬戸茶入の一種。時代のかなり新しいもので薄手作りである。金気の飛釉が必ずみられるのがその特徴になっている。
後窯
ノチガマ
茶道で、4代藤四郎以降13代新右衛門までに瀬戸で焼かれた茶入のこと。
後熊川
ノチコモガイ
朝鮮の熊川手の後期のもの。
能登呉須
ノトゴス
能登国(石川県)にでる軟マンガン鉱主体の呉須で、九谷焼の紫顔料に使われた。
信長の朱印
ノブナガノシュイン
陶業保護のため、天正2年(1574)織田信長が瀬戸に下されたもの。
登窯
ノボリガマ
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陶磁器を焼成する窯の一種。丘陵の傾斜面に沿い階段状に築き、燃料の原理と予熱を利用し下前部の焚口から投入する燃料(薪)の加熱効率をよくするよう下方から次第に上方に焼き上げてゆく方式の焼成窯。下前部から焚口、胴木間(燃焼室)、捨間(灰の溜まる室、灰気が多いので器物は詰めない。灰間、無駄窯ともいう)と続き、さらに一の間(第一焼成室)、二の間(第二焼成室)があり、最上段は煙突とダンパー(排気ガス開閉調節板)となっている。
野焼
ノヤキ
焼成窯を考案する以前、人間が平地や窪みに薪や藁を積み上げ、その上に粘土で成形した器物を置き燃やし、熾(消し炭)の上に載った形の器物の回りのさらに薪を積んで焼成する原始的焼成法。
のんこう
ノンコウ
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京都樂家三代道入の異名。のんこうの名の由来は三重県鈴鹿峠にある能古茶屋(のんこぢゃや)という茶店の付近でたまたま千家三世の宗旦が花入にふさわしい竹をみつけ「のんかう」の銘をつけて道入に贈ったことによる。

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