• 中国
  • 化粧
  • 彩色

加藤 一郎Kato Ichiro

1972年8月生まれ

〒747-0014 山口県防府市末田
「布目彩色花器」
「布目彩色花器」(2008年 高25.5 径24.2p)
「金彩花器」
「金彩花器」(2008年 高16.6 径11.7p)
「金彩陶筥」
「金彩陶筥」(2008年 高8.0 径16.5×41.5p)
「布目彩色長角皿」
「布目彩色長角皿」(2008年 高5.5 径21.5×38.0p)
「布目彩色大長皿」
「布目彩色大長皿」(2007年 高7.2 径26.5×69.5p)
「布目彩色鉢」
「布目彩色鉢」(2007年 高9.5 径39.2p)
「布目彩色鉢」
「布目彩色鉢」(2006年 高9.5 径37.5p)
「金彩茶碗」
「金彩茶碗」
「布目彩色丸湯呑」
「布目彩色丸湯呑」

作家写真

plofile

1972年
山口県に生まれる
92年
京都芸術短期大学卒業
95年
茨城県窯業指導所を修了
伊藤東彦氏に師事
99年
陶芸財団展知事賞受賞
2001年
茨城県東茨城郡御前山村(現・常陸大宮市)に築窯
02年
茨城県芸術祭美術展覧会にて優賞受賞
04年
伝統工芸新作展で三越賞受賞
朝日陶芸展にて奨励賞受賞
06年
朝日陶芸展にて奨励賞受賞
07年
おおたき北海道陶芸展にて北海道知事賞受賞
08年
おおたき北海道陶芸展にて大賞・北海道知事賞受賞
●主な作品のテーマ
形と模様の一体化を目標としています
●主な制作技法
化粧土による布目、マスキングによる下絵付、上絵付
●胎土の種類
信楽土単味、またオリジナルの配合によるブレンド
●主に使用する窯の種類
電気窯
●師
伊藤東彦
●所属団体
日本工芸会、茨城工芸会
●工房見学
●Message
今後の活動としては、しっかり仕事のできる環境作りと、また気持ちを整えて、充実させていきたいと思っています。
〜新たな可能性示すハイブリットな絵付作品〜
 現代を活き活きと呼吸するモダンな模様が描かれ、また、それらに適応した美しいフォルムを持つ作品です。しかも作者の人柄が偲ばれるかのような、丁寧で几帳面な手業を感じることができます。
 これら加藤一郎氏の作品のひとつの特徴は、布目が施されていることです。蚊帳などの布の細かな目が、意図的に装飾として素地に押しつけられ移し取られているのです。このことによって、作品の表面にほんの幽(かす)かな明暗を生じさせ、鑑賞者は柔らかな情感を作品から感じとることができるのです。
 そしてもう一方の個性的な点は、洗練された模様とクラデーションが、器の形と一体化し、波のようにうねって見えることです。とくに大作の鉢などでは、その特徴が際立っています。計算され尽くした模様を考えて起こし、下書きの線に沿って丁寧にマスキングし、スプレーを掛けては彩色するという、細心の作業を繰り返すことによって得られた効果なのです。まさに器形から模様が生まれ、模様から器形が立ち現れてくるようです。
 花鳥を写実として描くいわゆる伝統的な絵付作品と、パターンとしての連続模様が描かれる作との良さを併せ持った、陶芸の新たな可能性を示しているハイブリットな絵付の領域を拓いて歩く陶芸家だといえます。
の目
作品を一目見た時から彼の持っているデザイン力と技術の確かさが伝わるインパクトの強いものであった。その後数回、個展など作品を見る機会が有り、成長の過程ではあるが将来代表的な作家となることを確信した。

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