• 近畿
  • 万古焼
  • 釉彩

冬柴 文廣Fuyushiba Fumihiro

1950年4月生まれ

〒519-0913 三重県四日市市西坂部町2847
TEL.0593-32-8222
E-mail:rokoukama@yahoo.co.jp
「釉描彩窓抜泰山木図飾壺」
「釉描彩窓抜泰山木図飾壺」(高35.0 径22.0p) 150,000円
「赤絵安南紋茶碗」
「赤絵安南紋茶碗」(高35.0 径22.0p) 150,000円
「釉描彩絵変り湯呑揃」
「釉描彩絵変り湯呑揃」(高8.8 径5.8p) 20,000円
「赤絵唐草紋汲出碗皿揃」
「赤絵唐草紋汲出碗皿揃」(高7.0 径7.8p) 20,000円

作家写真

plofile

1948年
長崎県長崎市に生まれる
70年
金沢市創作工芸展受賞
石川産業工芸展金沢市長賞受賞
輸出陶磁器デザインコンクール受賞
71年
金沢美術工芸大学卒業
79年
日本現代工芸美術展
中日国際陶芸展
朝日陶芸展などの公募展に入選
その後も出品入選を重ねる
89年
万古焼総合コンペティション最高賞受賞
同年、日本現代工芸美術家協会退会
2001年
イギリスにて作陶、ペンリスにて開催されたジャパン・フェアに出品
●主な作品のテーマ
釉彩と上絵彩色による自然植物の表現
●主な制作技法
釉薬にて墨絵表現、焼締め後、上絵着色し植物画の深みを出す
また、伝統文様との融合表現、染付、燻(いぶし)焼、赤絵
●胎土の種類
瀬戸鉄粉黄土
●主に使用する窯の種類
電気窯・ガス窯
●師
大樋長左衛門
●工房見学
可(近鉄名古屋線四日市駅下車)
●Message
「豊かな精神生活のための作陶活動」が、私の大学卒業作品のテーマでした。今まさに実践しています。これからも夢のある作品創りに邁進するつもりです。
〜装飾的な陶芸の到達点としての一表現〜
 まだ金沢美工大に在学中の青年時代から、冬柴文廣氏は地元・石川県で開催された工芸展やコンペに入選・受賞歴を重ねていて、作家としての早熟ぶりがうかがえます。長崎に生まれ、金沢に学び、やがて陶芸家としての独立・成長の地は、三重県四日市市を選びました。
 四日市といえば、江戸時代に開窯した萬古焼の故郷として知られ、昨今では、朱泥の急須ばかりがなにかと目立ちますが、萬古のやきものの伝統のひとつに赤絵があります。
 皿や壺など、赤絵を窓枠のように配してぐるりと囲んで構図を決めて、中央には素地土の素材感そのままを巧みに見せながら、釉描彩という技法で立体的に植物の姿を映した作品が、冬柴氏の代表作です。アトリエの近くや、鈴鹿山脈に自生する野の花々がモチーフに選ばれ、リアルな自然が、生き生きと陶のうえに再現されています。
 萬古焼の伝統技術や文様、野の花の感動的な美しさ、さらに自らの創意が加わり一体となって結実したのが、冬柴陶芸の成果です。そこには、技術的巧者としての創造性が遺憾なく発揮され、装飾的な陶芸のひとつの到達点として表現されています。
の目
釉薬によって描かれた文様、そして伝統的な赤絵、異なる手法であるが、モチーフとしている植物の可憐さと大胆な筆使いが氏の個性となっている。

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