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15代 沈 壽官15th Chin Jukan

1959年8月生

〒899-2431 鹿児島県日置郡東市来町美山1715
TEL.099-274-2358
「白薩摩酒器」
「白薩摩酒器」
「白薩摩朝顔香炉」
「白薩摩朝顔香炉」
「兎脚皿」
「兎脚皿」

作家写真

plofile

1959年
鹿児島県に生まれる。父は14代沈壽官。
84年
早稲田大学教育学部卒業。京都で修行の後、 イタリアに渡り国立美術陶芸学校卒業。また叩きの技術を修めるために韓国に渡り、キムチの甕作りなど学んだ。
99年
15代を襲名。
●主な作品のテーマ
薩摩の地で、陶を作る者が、なにを為すべきか。
●主な制作技法
精緻な透彫り、上絵付、細工など
●胎土の種類
白薩摩、黒薩摩
●主に使用する窯の種類
登窯
●師
セルジオ・グリオリ
●工房見学
可(JR鹿児島本線東市来駅下車)
●Message
これからは日本全国、できればアジアでも作品を発表して参りたいと思います。 日本の工芸の良き伝統を正しく伝えながら、その中で自分の表現をどんどんやっていきたい。
〜華麗な上絵付に感じられるそこはかとない美しさ〜
 薩摩焼、とりわけ苗代川窯の開窯は、文禄・慶長の役(1592〜98年)以降、薩摩藩主・島津義弘が朝鮮半島から陶工を連れ帰ったことにはじまりますから、およそ400年の歴史があります。その伝統をひとり守り続けてきたのが名門・沈壽官家です。
 とくに藩から武家屋敷を与えられ、御用窯を務めたほどの沈家の得意技は、白い胎土を用いて作られる御用品の白もん(白薩摩、錦手など)で、それは当代にまで受け継がれた気高い伝統といえます。一方、庶民の暮らしのなかで使われた器・黒もんの温かさにも、捨てがたい魅力があります。そしてそれらの良さを重ね合わせるようにして作られる器が、当代沈壽官氏の作品です。
 鍛えられた細心の技だけを使って、気の遠くなるほど丁寧に細工された白いボディーには、華麗な上絵付が控えめに施されています。そんな作品に感じるそこはかとない美しさには、日本人の心の奥底にたたずむ哀愁が、見事に活写されているように思えて仕方ありません。
の目
伝統の薩摩焼技術は確実に継承されている。薩摩貫入はシンプルなほど美しさを引き立てるものであるが、無駄のない飾りとフォルムに吸引力を感じさせるものがあり、これからの作品に大きな期待を寄せたい。

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