全国旅手帖小川顕三陶房(おがわけんぞうとうぼう)/信楽焼

小川顕三陶房 [おがわけんぞうとうぼう]

信楽焼伝統工芸士・小川顕三氏は土の持つ素朴さと洗練されたデザインの調和が魅力的な作品を数多く発表し、雑誌などでも紹介される信楽焼の代表的陶芸家の一人です。茶陶に取り組んだ父・青峰氏から引き継いだ伝統と独自の新しい美を追求し、ご子息と共に信楽の地で活動を続けています。
制作を行っている陶房

「小川顕三陶房」は信楽駅前からほど近い場所にある、信楽焼の窯元が多数点在する古い佇まいの小路「窯元散策路」内に位置します。写真の案内板を頼りに進んで行くと懐かしい日本家屋の姿をとどめた陶房へと辿りつきます。

ロクロや道具類が置かれた陶房を抜けると奥には窯がありました。取材時はちょうど焼成中で小窓からオレンジ色の炎が見えています。
この陶房で飼っているという猫が乾燥中の作品の間を器用に歩いていました・・・

陶房の横から伸びる山道を登るとギャラリーに加えて作業場、バス・トイレ・ダイニングキッチン付きゲストハウスを備える「しがらき顕三倶楽部」があります。
鬱蒼とした木々に囲まれた趣深い山道の途中に穴窯を見つけました
おしゃれなコテージのような雰囲気の「しがらき顕三倶楽部」の入口
陶房から離れた無人のギャラリーではお気に入りの器を見つけたら竹篭に入れて麓の陶房まで持っていきお会計します。
ゲスト用のダイニング 陶芸体験ができる作業場

陶房からの眺望
奥に見える山並の茶色くむき出しになっている部分は陶土を掘り出した跡なのだとか。
DATA
住所 滋賀県甲賀市信楽町長野755-1
TEL 074-882-2216
※受付時間:平日9:00〜17:00、休日:10:00〜17:00
OPEN
休業日 無休(臨時休業有り)
料金
アクセス 信楽高原鐵道・信楽線「信楽駅」下車、徒歩15分
URL http://www.ogawa-kenzo.com/

※掲載情報は変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください


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