制作上のポイント、効果的な道具の使い方、手の位置・手の構え方等、なるほど納得よく分かる上達の手引き。
指導・解説 “九炉土流” 総帥 岡本立世
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成形篇 焼成篇 ロクロ成形篇 装飾篇




成形篇

さまざまな形が表現できる大変素晴らしい成形技法が “ひもづくり” です。
そしてこのひもづくり成形において最も心がけなければならないのが、ひもとひもとをしっかりとつなぐことです。
ひもがしっかり確実につながっていなければ乾燥や焼成時に亀裂を生じさせ、作品をだめにしてしまいます。
ここで行う指導はこのような初歩的な失敗を避けるためのもので、特に大作や化粧泥を用いる作品においては侮ることは禁物です。

■縦の三重構造■





○初心者でも失敗しない口縁の切り方
陶芸初心者にとって、やっと形になった作品の口を整えるために弓を用いるのは大変不安でまた失敗することも少なくありません。
そこで安心して確実にカットできる “九炉土流” 口切法をお教えします。
道具は一般によく用いられる竹ベラと剣先カンナを用意し進めます。
以下1〜8の手順で



○木ゴテをこうして使うと、ひも作りが見違えるように上達
○木ゴテを手にすると、ついついこのように表面をこすりたくなるものである。しかし紐積みをしてつないだばかりの厚みのそろっていない表面をいくらこすっても凹凸は表から裏へと移動するだけで厚みはそろいません。 ○そこで木ゴテを写真のようにしっかりと持ち、つなぎを終えた外側表面に器の角度に合わせしっかり押し当て、その内側にもう一方の手の平指先を当て、挟むように土を押さえ、でっぱりを窪みへと移動させながら、厚みを均一にしていく。 ○厚みが整ったところで次に木ゴテを器の腰で必要な角度を保ちしっかりと押し当て、内側から手の平で少し押し出しぎみに一回り同じ高さを整え、少し上へと進め、胴、口辺へと同じ動作を繰り返す。こうして全体の形を決めていく。
木ゴテなど道具の取り扱い店
新日本造形株式会社
TEL 03-3389-1221



○確実にマスターできる “九炉土流” 菊練指導
陶芸作品をよりよく確実なものへと仕上げるためには菊練は避けて通れませんが、なかなか上達できなくていやになっている人も多いでしょう。
そこで誰でも確実に上達へと結びつく“九炉土流” 菊練指導を致します。
まず絶対守らなければならないことは、右と左の手の位置とその役割です。
 順手で練る場合、左手は押し手、右手は軸手となります。両手の親指と親指はピッタリと接し合わせ、以下に解説する1〜5の動作を行います。
さらに上達のポイントは、5の動作で、左手で土を押しつける際、多少のひねり(時計と反対回転)を行いながら、かならず右手方向(1時方向)に向け土を移動させることです。
 



■板作り(タタラ作り)■
タタラ作りとは、粘土の塊を板状(5〜10mm程度)の厚みに切り、反らせて皿に、また筒などを芯に丸めてコーヒーカップや筒花入へと成形を進める技法で正しい指導の下作陶を行えば初心者であってもきれいな仕上がりが得られる技法です。
但し、大きくなればなるほど亀裂や反りによる失敗も生じやすく、菊練、叩き締めを充分に行い、切り方も正しく進めることが大切です。
 
○失敗をなくすための切り方○
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