2/3ページ
これがたった一種の釉だなんて、驚きです!
青銅釉の持ち味が存分に発揮された今回の作品。施釉の楽しみを、想起させてくれます。 

会場に並んだ本作は、さながら紫陽花の趣。
51 二号青銅釉

 この作品で青銅釉は、中央部がもっとも濃く、外に向かって薄く掛けられています。つまり、釉の量の違いによって5〜6段階に美しく発色しているのです。
 作業は、2枚のマスキング紙(新聞紙)で皿の左右を隠し、まず中央部にだけ吹きます。続いて用紙を徐々に両外へとずらしながら吹き重ねていきます。
 ポイントは、吹き重ねの量。目安は、両端が2回ほど、内に向かって3回、4回と濃く掛かるようにします。4、5回の重なり部分は少なめに、ただし、両端はしっかりと吹きましょう。
 またこの作業では、どこにどれほど吹いたか分からなくなることも・・・。作業を始めたら最後まで意識を切らさず、丁寧に吹き掛けていくことが大切です。




作品:柳川桃登子
 径32.0×1.5cm



 主張する赤結晶釉の個性をうまく包みこみ、
食器として使いやすそうな角皿に仕上げた本作。
釉の重ね掛けの、効果的なお手本です。 

強い色調と釉の変化に思わず目が!
52 赤結晶釉+藁灰マット釉

 赤い皿に表れた、白い網膜模様。藁灰マット釉の珪酸質が作り出した、不思議な景色です。
 その施釉方法は、はじめに赤結晶釉を浸し掛けします。もし吹き掛けなら、釉の厚みが浸し掛けの場合と同程度になるよう、均一に吹き掛けます。その上から藁灰マット釉を流し掛けます。
 成功のポイントは2つ。まず、釉掛け前に赤結晶を充分にかくはんし、釉の成分を素地にゆき渡らせるよう意識して施釉しましょう。2つ目は、藁灰釉を勢いよく流し掛けること。作例では、藁灰の濃淡が出るよう、意図的に変化をつけています。
 安定した仕上がりを望むなら、吹き掛けで藁灰の量を微調整しながら全体に。その濃さによって生じる表情を楽しみましょう。



作品:田中郁子
 高:2.5 径20.5×9.5cm



目にも旨い!男の簡単 Cooking (42)
 鶏肉と揚げジャガのマスタードあえ
 清冽な白が料理を引き立てる志野の鉢。素朴なジャガイモもこの器とマスタードの魔法でグンと格上げ!
夕餉の主菜にも、おつまみにも最適です。 

深鉢というか深皿というか、こんな形の6〜8寸(18〜24cm)の器は、一つあるととても重宝です。

作品:有賀礼子
高5.0 径20.0×16.0cm
◆材料(4人分)
ジャガイモ:4〜5個
鶏もも肉:200g
タレ(しょうゆ:大さじ1、 酒:小さじ2、 みりん:小さじ2、
   砂糖:小さじ1/2、 粒マスタード:大さじ1)
塩・コショウ:適宜
パセリのみじん切り:適宜

◆作り方
@ジャガイモは皮をむき適宜切って水にさらし、
 水気を取って素揚げする。
Aタレの材料を混ぜておく。
  タレの甘みとマスタードの酸味が味の決め手。
B鶏肉を一口大に切ってから軽く塩・コショウし、
 フライパンで炒める。
C3に1を加え、タレをかけて炒め合わせる。
  器に盛ってパセリをふる。



1ページ | 2ページ | 3ページ
tougeizanmai.com / バックナンバー